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偉人ではない人から貰った心に残っている言葉6選

皆さんこんにちは!

オンクリ編集部のTsuchiyaです。
座右の銘はありません。

ありませんが、世の中で偉人が放った言葉が名言ならば、名言ではないけれど心に残り続けていて何かの拍子にふと思い出して、
自分の励みになったり、戒めになったりする言葉はいくつかあります。
そんな言葉を今日は紹介していきたいと思います。

4年近く会っていなかった祖父に言われた一言

1.「本気で頑張れ。」

エピソード

16歳の頃、諸事情により僕の両親は離婚しました。
離婚後、僕の兄弟は3人とも母について行った事によって、それまではよく遊びに行っていた父方の祖父母に会う事はなくなっていき、結局その後しばらく父方の祖父母に会う事はありませんでした。
19歳になったある日、父親から電話がかかってきて
「爺ちゃんはもう長くは持たない。」
と伝えられました。
正直、僕としては離婚して母についていったのだから父方の家には関わらないつもりでいましたが、その瞬間昔祖父に可愛がって貰った思い出が蘇ってきて兄と一緒にお見舞いに行く事にしました。
4年近くぶりに会った祖父は、病室でたくさんの機械に囲まれており、体も凄く細くなってしまって凄く辛そうでした。
その時は、長い間会いに行かなかった後悔や申し訳なさ、久しぶりに会えた嬉しさなどなんとも言えない感情が溢れ出してきたのを覚えています。
祖父は病気のため喋ると喉が痛いそうで、会話はほとんど紙を使って行いました。
最終的に1時間ほど滞在したのですが、ほとんどの会話は僕ら兄弟を覚えていないような、気づいていないような感じであまり噛み合いませんでした。
しかし、帰る間際お爺ちゃんは突然僕ら兄弟の手を握り、
「本気で頑張れ。」
と声に出しました。喋る事は苦しいはずなのに、その言葉を僕ら兄弟に伝えてくれました。

帰り際には、お爺ちゃんの目には涙が浮かんでいました。きっと僕ら兄弟に気づいてくれたのだろうと思っています。

その1ヶ月後、祖父は亡くなりましたがこの言葉は今の僕にとって大きな原動力となっています。
今となっては真意は分かりませんが、
「やりきれなかった後悔を自分の孫に味わってほしくない。」
そんな気持ちがこもっているような後悔の念を感じました。
何かを投げ出したくなる時、中途半端で終わらせないようにしようと思うのはこの言葉があるからです。

学生時代にお爺ちゃん先生がかけてくれた3つの言葉

僕が専門学校生だった時に、いつも白衣をきているお爺ちゃん先生がいらっしゃいました。
その先生は、昔は誰もが知っているような大企業や組織でITエンジニアとして働いていた経験のある人で凄くたくさんの事を知っていました。
学校以外では、自分で野菜やお米を作ったりして、都会にいる家のない人々に寄付している。誰にでも無償の愛を注ぐ先生でした。

2.「みんなが嫌がっても掃除をしなさい。」

この先生は必ず、どんな先生よりも生徒よりも早く学校に来て、学校の掃除をしていました。
掃除をするのに年齢、身分は関係ない。掃除は誰もが嫌がる事だけれど、君だけは掃除をしなさい。心が綺麗になるからと仰っていました。

3.「失敗しても素直でいなさい。」

「社会に出たら、必ず失敗してしまう事はある。そんな時は、嘘をついて隠すでもなく、言い訳をするでもなく素直に謝りなさい。」
と教えてくれました。

4.「周りがしていなくても挨拶をしなさい。」

この先生はいつでも誰にでも笑顔で必ず挨拶をしている先生でした。
そんな先生がいつも仰っていたのが、
「周りがしていなくても挨拶をしなさい。」
という言葉でした。
周りが誰も挨拶をしていなくても、返事を返してくれなくても君への印象は大きく変わると教えてくれました。

この3つの言葉を貰ったからこそ、掃除&素直&挨拶の大切さを実感できました。
忘れかけてしまう事はありますが、そんな時はこの言葉を思い出すようにしています。

会社の先輩に言われた一言

5.「人生の良し悪しは死ぬ時に決まる。」

ある日、会社の先輩(年は干支で4周りくらい離れています)とお酒を飲みに行く機会があった時に、言われた一言です。
僕はその頃、ものすごく仕事に没頭していた時期でした。そんな様子を見て、会社の先輩がお酒を飲みに誘ってくれて、こんな質問をされました。
「君はなぜそんなに働くの?」
僕は、たくさんお金を稼げるようになるためだと答えたのですが、その時に先輩が言いました。
「人生の良し悪しはいくらお金を稼げるかで決まるのはないよ。自分が死ぬ時に人生が良いものだったと思えるか。それが大事だ。」
と。この頃僕は、数年単位での目標は見据えていたのですが人生のゴールなんて全く決まっていませんでした。
しかし、この言葉を聞いてからは人生のゴールは、死ぬ時に自分が幸せだったと言える事だと思うようになり、何かを判断の必要がある時にもゴールを基準に考えるので、迷わなくなりました。

学生時代に担任の先生がかけてくれた言葉

6.「君たちにとって何がいいのか、悪いのかは今の時点では誰にもわからない。だから自分が信じた事をやり通すしかないんです。」

これは専門学校生時代に担任の先生から言われた一言です。
この先生は、本を読む事が好きな人で僕におすすめの本を紹介してくれた時に、この言葉を伝えてくれました。
昔、栄華を極めたローマ帝国はなぜ滅びたのか?と言う所から話は始まりました。
これは発展した理由にも繋がるのですが、ローマ帝国の地は食料を育てやすいとても恵まれた土地でした。国を作る上でこれはとんでもない好条件でした。
しかし、それ故に他国から魅力的な土地と思われ、狙われて滅びました。(諸説あります)
それから中華を統一した秦国は何故滅びたのか?それは力で中華を統一してしまったからです。中華を統一してしまった始皇帝は不老不死に興味を持ち始め、間違った方向に進んだ結果国は滅びました。
何が言いたいかと言うと、みんなその瞬間に自分の未来が良くなるであろう事をしているのですが、結果それによって未来が良くなるか悪くなるかは、未来の自分にしか分かりません。
だからこそ、何か行動の意味を考えて立ち止まってしまうのではなく、とにかく直感で信じた事に本気で取り組む事が大切だと教えてくれました。

まとめ

言葉をストックすると少し人生がラクになる

言葉には人が生きてきて経験した事、それから学んだ事などたくさんの意味が込められています。
僕自身も座右の銘や常に覚えている言葉はありませんが、何か判断をしなければならない時や、初心を忘れている時にふと思いだして自分を助けてくれる言葉はたくさんあります。
なので、周りの人の言葉に素直に耳を傾ける事で、今は全く響かない言葉や今後思い出す機会が無さそうな言葉も必ずあなての糧になっていると思います。

人は居なくなるけれど言葉は残る

今回紹介した1つ目の言葉をくれた祖父、2~4つ目の言葉をくれた恩師は既に他界していて、もう会う事はできません。
しかし、その人達が残してくれた言葉は今でも僕を助けてくれます。亡くなってしまった人を思い出す機会は少なくなっていきますが、言葉は必ず自分の中のどこかに残っていると思っています。そんな言葉を残してくれた先人達の意思はいつまでも消える事はありません。

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